どんどん忘れる

相原茂さんの『雨がホワホワ』(現代書館、2001年)です。
中国語をめぐるエッセイをあつめたものです。表題の文章は、中国からの学生がバイト先で雨が降ってきた時に、中国語の擬態語を使って表現したというところのものだそうです。
学生時代は第2外国語を中国語にしたので、いちおうはピンインをみれば、それらしく発音できる(と思っているだけでしょうが)のですが、そのころの教材といえば、〈愚公、山を移す〉なんかが使われていた時代ですから、この本の時期とも違っているし、現在ではますます違うのでしょう。ときどきこういうのを見ることで、忘れるのをふせぐことにもなるのかもしれません。