2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「鎮守の杜」ふたたび

時評で書かなかったからといって、この作品を全否定しているわけではありません。ただし、やっぱり考えてしまうのです。 日本の神様、特に氏神さまはたたりません。「たたる」場合には、相手が明確です。いい例が天神様で、宮中に落雷したときも、道真の生前…

裏時評つづき

『民主文学』2月号の、柴垣文子の「鎮守の杜」。近畿地方の山間の村の神社に大阪で怪しげな祈祷をしている女性を宮司として迎え入れようとする神社の氏子代表の男をめぐる話です。主人公はその人物ではなく、氏子総代の会計をやっている教師を定年退職した…

裏時評

今日の『しんぶん赤旗』に時評が載りましたが、そこで扱わなかった作品のいくつかについて、少しコメントしていこうかと思います。 『文藝』の、柴崎友香の「また会う日まで」ですが、この作者は、前に大学生を主人公にした作品を読んだことがあって、『民主…

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