矜持

水村さんの文章に関しての若干のつづきを。
水村さんは、こどものころ、航空郵便に「PAR AVION」とフランス語を書いていたと記しています。もちろん、今でもそう書けばいいのですが、たしかに廃れてきているような感じはあります。
昨夜の開会式をみていたのですが、しっかり、フランス語・英語・中国語の順でアナウンスがされていて、プラカードにもその順で国や地域の名が記されているのは、さすがなものだと思いました。日本での開催のときに、フランス語をプラカードに書いていた記憶はありませんし、だいいち、行進の順序も英語でのアルファベット順だったので、その点で、古代からの文明国という誇りをもっているのだなというところでしょうか。
そういう意味では、切り込み映像でもいいから、電光掲示板に出た三ヶ国語によるプラカードの文字を映し出してほしかったと思います。国によってはプラカードを映さなかった国や地域もありましたから。その点で、放送局は考えてもよかったのではないでしょうか。
アイスランドはやっばり「冰島」なんですね。