2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

こんなところにも

古山高麗雄『兵隊蟻が歩いた』(文藝春秋、1977年)です。 著者が召集されて戦地に赴いた、フィリピンやシンガポール、マレーシアやビルマを、1975年〜76年にかけて再訪したときの文章です。著者は、再訪の過程で、日本軍がどんな軍隊だったか、それが現地の…

命日

今日は川端康成が亡くなった日だそうです。もう46年になるのでしょうか。 新感覚派としての川端のおもしろさが一番出ているのは「水晶幻想」かとも思うのですが、そういうものを書きながら、時評をしっかりと書いていたというのも、考えてみるとみごとだった…