紹介だけで

内容にはふみこまない紹介です。すみません。
ひとつめは、熊本の「熊本出版文化会館」から、『徳永直文学選集』の第2巻(2009年)が出ました。今回は、「妻よねむれ」と「静かなる山々(第1部)」とを中心に、いくつかの短編と評論とが収められています。内容については後日ということで。
ふたつめ、芸術選奨の新人賞に、川上未映子さんの「ヘヴン」が選ばれたそうです。三浦協子さんが、『民主文学』の4月号に『ヘヴン』についての論を出しています。ラストの、主人公が涙を流す場面の解釈には異論がありますが、作品に正面から立ち向かった、よい論考です。読んでいただければさいわいです。