おまけつき

荻野富士夫さんの編集で、『小林多喜二の手紙』が岩波文庫からでました。
もう、どなたかが書いていらっしゃるかもしれませんが、この本、興味深いおまけがついています。
多喜二宛の現存する(公表されたが現物は残っていないものも含めて)書簡、伊藤信二あてと、志賀直哉あてのもの。
魯迅と郁達夫の追悼文(魯迅のは、日本語で発表されたもの)。
それと、『ユマニテ』紙に掲載された多喜二の死に関する記事。
手紙自体は『全集』にあるからと思った方も、この付録めあてということもあるでしょう。
その点では、荻野さんの労力に感謝したい気持ちです。

内容に関しては、機会があれば。とりあえずの速報です。