敵失

池井戸潤さんの『下町ロケット2』(小学館)です。
半沢直樹もののときにも感じたのですが、悪役(というより主人公と敵対する側)が敗北するのは、今回も〈犯罪〉行為なのですね。データ偽装の結果の部品を使った患者の死去にたいして、〈業務上過失致死〉として捜査が入るのです。
そうした行為が明らかにならなければ、主人公は勝てないというのも、気にしないで読めばいいのかもしれませんが。