やがて悲しき

飯沢匡『多すぎた札束』(新日本出版社、1981年)です。
作者の〈政治喜劇三部作〉ということで、ロッキード事件に想を得て書き始め、青年劇場が演じた作品が収められています。
〈棚岡格兵衛〉だとか、〈木石甚助〉だとか、実在の政治家をほうふつとさせる登場人物がうごきまわるお芝居で、そのなかで、日本政治がどんな状態かを考えさせるものになっています。
こうした作品は、いま出てくるのでしょうか。