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『岩波講座 日本歴史』の近世の巻をなんとなく読んでいたのですが、近世城下町のなかには、弘前のように、お寺を1か所に集めて〈寺町〉と称するようなことがよくあったようです。けれども、神社をあつめて〈やしろまち〉にした例はあまり聞かないように思えます。伊勢の遷宮は決まった場所を往復するのですし、熊野本宮が洪水の被害にあって高台にうつったのは明治になってからです。
単に知らないだけかもしれませんが、この違いは、考える必要がありそうです。