この20年

原宏之という研究者の『バブル文化論』(慶応義塾大学出版会)を読みました。
1980年代を考えるというのが、社会学の研究分野として、いわゆる〈おたく〉的な分析とはちがってのスタンスです。
まあ、わかることとわからないこととあるのですが、ときどき考えるのが、今の日本の消費電力の約3分の1が原子力発電なのは周知(かな)の事実だろうと思うのですが、1985年の消費電力が、ちょうど現在の3分の2くらいなのです。原子力発電をやめた場合、1985年のレベルに戻せば、電力不足にはならないということでしょう。
さあ、その当時に戻れるでしょうか。
あまり、本の内容とは関係ない話ですね。