認めたくない

ヴァインケ『ニュルンベルク裁判』(中公新書、板橋拓己訳、2015年、原著は2006年)です。
ドイツの戦後処理の、連合国による国際軍事法廷と、その後の裁判の状況を追った本で、原著も一般書として書かれたものだそうです。新書という形でコンパクトに事情を知るにはいいものでしょう。
1950年代の冷戦期に、戦犯とされた人たちが復権していくというのは、ドイツでも起きたようです。責任をとりたくないという気持ちは、東西をとわないのでしょうかね。けれども、その後がちがうのでしょう。