これもまた

佐伯一麦さんの『とりどりの円を描く』(日本経済新聞出版社)です。
この前紹介したものは生活に密着したエッセイでしたが、こんどは『河北新報』などに掲載された、本に関するエッセイを集めています。時期的には『杜の日記帖』と重なるものが多いので、似たようなエピソードが記されているものもあります。佐伯さんの紹介する作品をみると、文学世界の広がりを、どう構築していくかを考えさせられます。

ノーベル賞はフランスの作家の方だそうです。邦訳もあるようですが、存じ上げませんでした。