何のことはない

ビッグコミックオリジナル』というマンガ雑誌に、「テツぼん」という作品が連載されています。
鉄道好きの政権与党の若い衆議院議員が、それを周囲にさとられないようにしながら、自分の好みを政策提言につなげていくというのが、大枠のストーリーなのですが、今回は、ICカードが各社別になっていて、熱海から沼津へ行くときには使えない(JR東日本からJR東海へ、ですから)ということを使って、国際競争のためには国内のJR各社が連携しなければ、という提案を主人公が党の執行部に出すという話です。
それなら何も、国鉄を分割する必要などどこにもなかったということになるでしょう。マンガですから、そういう話題にはもっていかれないのもわかりますが、道理はそこに落ち着くのではないでしょうか。