つながる

風見梢太郎さんの『神の与え給いし時間』(ケイ・アイ・メディア)です。
認知症を患った継父との最期の時間をともにする主人公の思いを描いています。そのリアルな描写にも、考えるところもあるのですが、そこを通して人間のつながりの新しい関係を作者はみようとしています。
家族を、義務でしばるのではない、深いつながりとして再生するためのカギが、そこにあるということでしょうか。