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原武史さん、保阪正康さんの『対論 昭和天皇』(文春新書、2004年)です。
昭和天皇をめぐる、さまざまな視点からの論点で、声の問題や、どこに行幸してきたかのこと、三種の神器のことなど、幅広く扱っています。
けれども、ある程度の予備知識がないと、納得しきれないものがあるのではないかと思います。最初に読む本ではなく、それなりに昭和史に関心を持った人が、新しい視点からながめるというものだといえそうです。