一芸

益川敏英さんの『素粒子はおもしろい』(岩波ジュニア新書、2011年)です。
物理は、それこそ大学受験に使って(とはいっても、共通一次を通過するだけでしたが)以来ごぶさたしているわけですが、ノーベル賞を受賞した方の一般向けの著作は、専門的なことに関しての難しい知識を前提にしなくても、それなりに理解できるように書かれていると、この間、感じています。小柴さん、南部さん、小林さんも同様です。
どの道でも、きちんときわめた人は、そうしたいい意味での啓蒙ができるということなのでしょう。