つぎつぎと

橘あおいさんの『スプーン一匙』(文芸社)です。
橘さんは、今年の民主文学新人賞で佳作に入選されたかたで、看護師からいまは看護学校で教えているそうです。
収録された作品は、いずれも看護師体験から生まれたもので、いろいろなできごとを通じて、看護師の現状を描いています。
この前、塚原理恵さんの作品に言及しましたが、橘さんも、同じように看護をめぐる困難に、正面から向かおうとしています。
そうした心が見える、作品集です。