締切日

文芸誌のなかで、今回の地震を扱ったものは、やはり連載か、短い論考に類するものです。
『すばる』の椎名誠さんの話は、お孫さんたちと沖縄へ向かうというものですし、『群像』の高橋源一郎さんのものは、大学生に向かって〈正しさ〉にまきこまれないことを語るというスタンスにたっています。7日発売の雑誌に掲載するために、その前の月の11日に発生した地震というのは、ある意味ぎりぎりのところになるでしょう。
論考のたぐいでは、『文学界』での、山口文憲さんのエッセイが、今回の地震津波を〈8・15〉とのアナロジーで語る言説があることを紹介しています。東京の副知事の方らしいですね。思考回路が任命した人と似ているようです。
ほかにもあるのでしょうが、とりあえず。