千載一遇

17日の、経済産業大臣の「大規模停電のおそれあり」という発言にふりまわされてしまったのですが(それでも、結果的に大停電にならなくてよかったのでしょうが)、大臣、ほかにやるべきことがあるのではないかとも思うのです。
被災地のかたがたが、ガソリンがないので、救援物資も運べないし、自分たちの移動もままならないという趣旨の声が報道から聞こえてきます。しかし、石油を精製してガソリンや軽油、灯油などを供給する会社のトップが、「われわれはかくかくしかじかで生産計画と供給計画をたてているので、被災地の方々は安心してほしい」というたぐいの発言をしたとは、今までのところ耳にしていません。メディアもそうした経営陣を引っ張り出すべきでしょうが、なにより政府が先頭に立って、そうした企業を指導してほしいものです。まさか、1973年から74年にかけての、ある石油会社の対応をくりかえすつもりではないでしょうね(この記事のタイトル、一回で変換できませんでした。ことばとしても、忘れられているのでしょうか)。

今年の『貨物時刻表』が刊行されたので、巻頭の索引地図をみているのですが、八戸と仙台の港には、臨海鉄道があって列車の輸送ができる(まだ復旧していないかもしれません)のですが、それ以外の沿岸部には貨物列車は設定されていません。盛岡の貨物ターミナルから、自動車で輸送するしかないのです。日本海縦貫線青函トンネルは動いているので、そこを経由して青森から八戸・盛岡までは列車の設定ができているようです。