眼の高さ

『すばる』4月号から、椎名誠さんの新連載がはじまりました。
お孫さんたちとの日常を題材にする作品のようですが、アメリカに住んでいた椎名さんの息子夫婦が、出産のために日本にやってくる。そこで、お孫さんたちとの日常がはじまるというのです。
今回は、家のトイレにはいった孫が、こわいといって泣き出すのです。センサーで自動的に照明がついたり、水が噴出したりするのがこわいとか。そこで、椎名さんは、お孫さんの目の高さに自分もかがんでみて、パイロットランプがちょうどその高さにあって、にらみつけるようであることも発見します。
たしかに、子どもにとって、自動的に『何かが起こる』のはこわいものでしょうね。うちでも、おしりを洗浄する機械を作動させてたとき、子どもが何かの拍子に、すわっているときにそのボタンを押してしまって、水がおしりを直撃したので泣き出したことがありました。そのときは、(すわらないとボタンを押しても水は出ないので)子どもを便座からおろして、わざとボタンを押して、『水は出ないようにしたよ』といって、納得させた(できたのかな)ことがありました。
意外なところに、おとしあなはあるものですね。