軍港

小栗勉さんが亡くなられました。
呉のまちで、文学運動を長く続けられ、昨年には戦前の呉での反戦兵士の活動を描いた『聳ゆるマスト』(かもがわ出版)を上梓されました。ほかにも、呉の工廠をひきついだ石播の実態を告発した作品もあります。横須賀のように米軍の母港となっていないこともあるのでしょうか、呉はやはり今でも軍事色の強い町というイメージがあります。そのなかで活動するには、そこをはねかえす強さが必要だったでしょう。その大変さも思いやられます。
ご苦労さまでした。