節目いろいろ
今年で著作権が切れた人と考えて、少し調べたらこういう人がいました。
横浜の労働者作家、熱田五郎。
ドイツ文学の翻訳者、原田義人。
歌人の吉井勇。
いずれも、1960年に亡くなっているので、今年から著作権切れということになります。
今年が没後50年にあたるのが、
小説家、宇野浩二。
新俳句人連盟の創設者のひとり、栗林一石路。
歴史学者、津田左右吉。
あたりのようです。ただし、もし著作権法が変わって、没後70年ということになってしまったら、話は別です。ただ、一度切れた著作権が復活するわけではないので、堀辰雄や坂口安吾、徳永直や永井荷風の著作権は切れています。
たしか、むかし、「1911年に関税自主権を回復し、日本は欧米との不平等条約を解消した」と習ったような記憶があるのですが、それならば今年は独立100年ということにもなるのでしょうか。その年に、現政権が関税を撤廃しようとするのも、大きな転換をはかろうというのでしょうか。ふたたび〈条約改正〉運動をおこさなければならないのでしょうかね。もちろん、当時の政府が、朝鮮王朝や大清帝国、オスマン朝に不平等条約を押しつけたことを忘れてはいけないのですけれど。