通過ポイント

とある若手俳優が、とても巨額の賞金を出すエンターテインメント系の文学賞に応募したら、入選が決まったそうです。で、その方は、なぜか賞金を辞退するとかいう報道もありました。
辞退するくらいなら、なぜその賞に応募したのかが解せないのですが、自分の力で獲得したものは、堂々といただけばいいのです。芸能人やスポーツ選手の人が、どんなに豪華な結婚披露宴をあげても、それはその人たちの力で獲得したものですから、決して非難されるべきではありません。文学賞の賞金も同じです。かえって辞退することで、痛くもない腹を探られるのではないでしょうか。
高額な賞金を出せば、話題作が集まるだろうと考える出版社のほうも変だとは思います。たしか、児童書の分野で、それなりに有名なところだと思っていましたが、そうした認識も変えなければいけないのでしょうか。