さて、どうだか

いくつか承服しがたいことすこし。
司法修習生の〈学費〉が、〈支給〉から〈貸与〉に変わるようです。弁護士になるのなら、高額な報酬を要求することもできましょうが、検事や判事になったら、俸給で生活するしかないのですから、まるで看護師の〈お礼奉公〉と同じになってしまうのではないでしょうか。司法の独立が、はたしてこれではかられるのかとも思ってしまいます。だいいち、法科大学院でけっこうな学費を払ったうえでのことですし。ちなみに、防衛医大は、卒業後任官しないと、在学中の費用を返却させられるようで、すぐに任官拒否すると5000万円ぐらいになるそうです。
ヒロシマをめぐってですが、アメリカの外交官が式典の場にいたということですが、いまでもアメリカでは、真珠湾ヒロシマとを等価にみなす意見があるというらしいのですね。重慶を引き合いに出してヒロシマを、というなら、まったく道理がないとは言いがたいのですが、軍事施設への攻撃である真珠湾とくらべるというのは、〈スローガン〉のこわさを感じてしまいます。宣戦布告の遅れがこんなに後を引くと、当時の政府高官たちは考えていたのでしょうか。そういう視点から戦後〈反省〉した人をご存知の方は、教えてください。