裏づけ

ついついBS-2の山本薩夫監督特集をみてしまったのですが、東宝争議で会社を追放されて、独立プロで映画を作り続け、それを地道に普及し続け、そして、五社協定などの妨害もはねのけて、ふたたび会社で大作を作れるようになるプロセスを追っていました。
もちろん、当時の映画鑑賞組織などの協力もあったでしょうが、よいもの(映画の場合はおもしろいものでいいのでしょう)を力量を落とさずに創りつづけ、それを自分たちの力で普及していったことが、大手からのオファーにつながっていったということは、今の文学の世界にも、参考になることでしょう。