そろりそろり

福井健策さんの『著作権の世紀』(集英社新書)です。
こうして、文章を発信しているわけですから、著作権についての勉強は欠かせません。本の紹介にも、画像を使わないのも、カバーイラストや装丁に対しての、何か言われたらよろしくないという意識が働いていることは否定できません。
あと、前にも書きましたが、別役実さんの文章がセンター試験に出題されたときに、その後の過去問集に掲載されなくなった事件もありましたし、いろいろとハードルが高くなったような感じもします。
そうした現状のなかで、こういう本が出ていることは、いろいろと新しい情報を知る上で、有意義なものでありましょう。
原稿買取から印税制度にいたるまでの、先人たちの努力も、どこかで知っておきたいものです。