次は来年

坂の上の雲』のドラマ、とりあえず、今年の分は終わったようです。
この前、最新の歴史学の成果はどう取り入れられるかということを書きましたが、朝鮮王妃殺害事件にも、少しは触れているように、まったくそういうことに頬かむりはできないようです。
けれども、広瀬がロシアで現地の軍人から挑発されたり、真之がアメリカでロシア武官と衝突したりと、どうしても作品の性質上、大国の圧迫を受ける日本という構図になるのは避けられないようです。アメリカ先住民の子孫と遭遇する場面など、ドラマとして仕立てる都合のうえに設定されたことは明白なので、そういうことも、ナショナリズムに近づくことは流れとしてでてくるのでしょう。
次は、来年の12月だそうです。はじめたからには終わりまで作るのでしょうが、どういう方向に進めるのか、まだ、軌道修正の余地はあるでしょう。そこが、思案のしどころかもしれません。