根拠はないが

ノーベル文学賞は、ルーマニア出身のドイツの女性作家に決まったようです。(すみません、名前がでてきません=ヘルタ・ミュラーさんだそうです)
今年も、昨年にひきつづきヨーロッパ作家ということで、どこで聞いたかわすれましたが、〈6年ごと〉というのは、どうなのかなとも思うのです。というのは、1982年がガルシア=マルケス、1988年にマハフーズ、1994年に大江健三郎、2000年に高行健、2006年にオルハン・パムクと、非欧米の作家が受賞していて、それ以外の年は、欧米もしくは英語作家という状況が続いているというのです。
まあ、村上春樹にしても、『民主文学』の座談会で、『1Q84』について語られましたが、ああした作品で本当に賞をとるとは考え難いと思います。そう考えると、〈6年〉くらいたたないと、新しい状況は見えないのかもしれません。

あらためて、受賞者を見直してみましたが、オクタビオ・パス(1990年)とかいるので、〈6年ごと〉説自体はまゆつばですね。でも、たしかに韓国の高銀とか、もっと評価されてもいい人たちはいますね。