無理しなくても

朝日ジャーナル」と題する『週刊朝日』の緊急増刊です。
浅尾大輔さんと、堀江貴文さんとの対談が載っています。浅尾さんは、「僕と堀江さんと共通しているのは、今の状況を変えたいと思っているところじゃないですか」とか、「『底上げの知恵』は出し合えるんじゃないかと思います」というように、いろいろと二人の間をつなぐことばを考えているのですが、堀江さんのほうは少し冷めていて、「経営者と労働者はわかり合えないような気がします」とか、「経済的な意味での『底上げ』なら、すでにされていると思うんですね」とか、返しています。(ただ、浅尾さんの、「底上げの知恵は出し合える」という発言には、肯定的に返しています)
まあ、話してみないことには、共通点があるのかないのかわからないということもあるのでしょうから、そこに対しての意見はありませんが、話した結果、結局は通じないということもあってもいいのかもしれません。
実際、「人に使われたくない」ならば、「人を使う側になる」しかないのが、資本主義社会の徹底した姿なのでしょうが、すべての人が「人を使う側」になれないというのも、資本主義の実態でしょう。そこをどう見るかということなのでしょう。