出現

きょうの『しんぶん赤旗』に、伊藤若冲の屏風が見つかったという記事が出ました。
カラーで出たのですが、鯨と象のペアのものです。
似た構図のものは、前に紹介した『異能の画家 伊藤若冲』(新潮社)に、白黒写真が収録されている、1928年大阪美術倶楽部で落札されて行方不明になったものがあるのですが、今回のものは、それとも微妙にちがうようです。特に、鯨の大きさなどがちがいます。
となると、若冲は同じ構図で、いろいろと試みたということなのでしょうか。
象はかわいい絵柄なのですが、作者は本物を見たことがなかったのかもしれません。