またですが

西沢舜一さんがお亡くなりになられたそうです。
勝山俊介の名で発表した戯曲や小説にもいいものが多くありますが、西沢舜一の名でかかれたものでは、『「甲乙丙丁」論-いろはにほへと』(新日本出版社、1981年)が印象に残ります。中野重治を、全人格的にとらえようとした評論だと思います。
今年は、たくさんの先人たちを見送ることになりますが、それはそれだけ、次の時代をひっぱっていくことへの意識をもたなければならないのでしょう。
そうした覚悟は、常に必要なのだと思います。いい意味での自負心となればいいのでしょうか。