条件がちがう

少し一昨日の続きを。
きょうの報道によれば、精密検査でも、〈陽性〉の結果が出たということです。そうなると、島村氏のいうような、麻の文化がどうのこうのというレベルの問題ではなくなります。そこに生じるのは、反ドーピングのための、スポーツ界の国際的な取り組みに対して、「相撲」というスポーツがどういう対応をしていくのかということにかかわってくるのです。もし本当に鎮痛剤だとしても、そうした検査にひっかかるような薬物を使わずに健康管理をしていくというのが、オリンピック種目にいどむアスリートたちの常識になっています。そうした国際的な動きに対して、「日本の文化」という形でだんまりをきめこむのも、もちろん選択の一つにはちがいないでしょう。それが許されるかどうか、またそれを貫く覚悟があるのかどうか。ある意味正念場かもしれません。もう、「大麻」の問題ではないのです。

本の話ではないのですが、ご了解を。