使いみち

『新潮』4月号に、小野正嗣さんの「マイクロバス」という作品があります。作品自体の話ではないのですが。
この作品は、国道388号線沿いの、海岸に面したちいさなむらが舞台です。そこに生きる、不器用な若者が主人公で、さびれたむらのイメージを描いた作品です。
この国道、大きな自動車専用道路ができるというので、まともな通行ができないというのです。それで思い浮かんだのが、この前、野党第一党の幹部との討論で、「特定財源は必要」と主張した知事さんの地元だということです。特定財源で作る道路で、生活道路がまともに使えないというのもどうかと思いますが。それに、完成後インターチェンジがどこまでできるのか。
知事さんも、骨休めで、神奈川のほうまでマラソンをやりにいったり、お忙しいようで大変だと思いますが、県内の生活道路のことも、重視してもらいたいものですね。