裏を返せば

いわゆる『ロス疑惑』が世間を騒がせていますが、彼が真犯人かどうかは、かつて島田荘司さんの『三浦和義事件』(角川書店、1997年)を読んだときに、いろいろとありえるのだと思いましたが、今回の騒動は、こういうことでもあるのではないでしょうか。

〈A国である事件がおきた。どうもB国人のXが怪しい。しかし、XはB国で裁かれ、結果が確定した。しかし、A国の法ではまだ結果はでていない。そこで、XがA国を訪れたときに身柄を拘束して、裁くことにした〉

ここで、〈A国〉に〈日本〉、〈B国人のX〉に〈在日米軍の某〉を入れてみるとどうなるか。そうした問題を含んでいることなのですね。