ごまめの歯ぎしりでしょうが

佐高信さんの『サンデー毎日』(2008年3月16日号)の文章です。
彼は、今年小林多喜二の墓前祭に行って、「共産党臭が鼻について」、途中で引き揚げたそうです。かれがそういう行動をとるのは彼の信条なのでしょうが、彼は今まで多喜二について、何か守る行動をとってくれたのでしょうか。
今まではいろいろと共同できたのに、今年から「共産党臭」が生まれたというのなら、彼の言い分も理解できなくはないのですが、いままで、世間の波から多喜二を守ろうとして努力してくれた人に対して、この言い方はどうでしょう。
こういう言い方をした人は、昔からたくさんいますから、別に目新しいものではないのですが、「共産党が囲う」というと、なんとなく世間で通用するのが、世の中なのですね。