たくらみ

本の話ではありませんが。
東大阪市で市長選が行われています。市長を議会が不信任して、その結果、市長は辞職して選挙をやり直すということらしいのです。
似たような事例が、足立区でもかつてありましたが、そうしたまるで昔のチリのアジェンデ政権をつぶすような策略が、まだ各地で行われていることは、知っておかなければいけないのでしょう。
同様に、たくらみの一種に属するのでしょうが、神奈川県議会で、知事の立候補を制限する条例が可決されたということです。東大阪や足立区のような事態がおきたとき、不信任をだしてつぶすよりも、じっと機を見て、その制限で自動的に任期が終わるときをまって、首長を奪還することが可能になるのです。狛江市や昔の南光町のような、「勝てないかもしれない」相手の場合にも、同様の手が使える、そのための突破口として、神奈川県が選ばれたのでしょうか。自分が多選の弊害をいうなら、自発的に下がればいいのですから。