ちょっと悲しい

論座』の浅尾さんの論文です。
ひとつ、悲しいというとか、注文をつけたいところがあります。
70ページから71ページにかけてのところですが、浅尾さんはこう書いています。
「左翼の仲間には怒られるかもしれないが、いまの私には、実は、従軍慰安婦問題も天皇制も自衛隊北朝鮮も中国もどうでもいい。目の前にいる、不当解雇された組合員の苦しみ、悲しみを止血することが大切なのだ」
浅尾さんの言っていることは正しい。だからこそ、「左翼の仲間には怒られるかもしれないが」という表現に違和感を感じるのです。浅尾さんにとって、「左翼の仲間」というのは、そうした存在でしかないのかと。