品切

井上ひさしさんの「父と暮せば」(新潮文庫、2001年、親本は1998年)です。広島の原爆を生きのびた主人公が、自分の気持ちを見つめていきます。やはり日本文学は、原爆の記憶を描きつづけていかなければならないのだと思います。それはそれとして、裏見返しのカバーに、井上ひさしさんの在庫リストが載っているのですが、7点しかありません。この本が番号をみると28冊目だとわかるので、ずいぶんと減っているのです。そういう状態はさびしいものがありますね。