回想の記述

尾崎ふささんが亡くなったという記事が出ていました。
この前、宮本百合子の会(今月の『民主文学』に記録が載っています)のときに、婦人民主クラブ(再建)のかたが出店を出していたのですが、そこで、婦民の青森支部が編集した、尾崎さんの宮本百合子に関する回想をまとめた本を見つけました。正式タイトルは、『宮本百合子と過ごした日々』です。
尾崎さんは、画家になりたいと思って上京した戦時中に、宮本百合子の家に出入りして、家事をいくらか手伝っていたのだそうです。ちょうど百合子が獄中で熱射病になって、出獄が認められてリハビリをしていた時期なので、そうしたことに関する回想もあります。戦後の百合子についても貴重な証言もありますので、こうした本がまとめられていたことは、よかったことだと思います。
ISBNコードが取得されていないので、簡単には入手できないのが難点ですが、とりあえず、日本民主主義文学会の事務所に何冊かあるのをみましたから、そこ〈http://www.minsyubungaku.org〉に問い合わせると入手できると思います。