北のまちではもう

にしうら妙子さんの『淡雪の解ける頃』(民主文学館)です。
作者は、北海道に生まれ育った方で、十勝の大樹町に長く暮らしていたのだそうです。その時代に書いた作品を集めたもので、町の文芸誌にだしたものもはいっています。作者自身の体験にもとづくと思われる作品もありますが、いろいろとその周辺で見聞きした話であったり、全く別の世界として構成したりと、そういう点での幅広さがあるようです。北海道の自然と、そこに生きる人たちの生活とを、じっくりとみているようです。



それにしても、ボブ・ディランとは、新しい方向性にいったということなのでしょうか。ベトナム戦争のころのアメリカの文化というところに、ポイントがあるのかもしれません。