だれでもできる

土門拳 写真論集』(ちくま学芸文庫、オリジナル編集)です。
中心は1950年代の投稿写真の選評と、そのころの講演記録などですが、当時のアマチュアカメラマンが、社会的な題材にリアリズムの境地から迫ろうとすることへの応援となっています。
とうじでさえ、写真は機材さえあれば誰でも撮ることのできるジャンルだったわけですが、いまのような、スマホをかざして撮影するのが当たり前になりつつある時代には、やはりプロとアマとの関係も含めて、考えるべきことはありそうです。