恥しらず

『図書』10月号に、赤川次郎さんのエッセイが載っているのですが、それによると、文楽を見た大阪市長は、出遣いの演技を「人形をつかう人間の顔が邪魔」といったのだそうです。
これが、国政に参加しようとする政党の党首の発言だとしたら、国辱ものです。自国の文化も正当に評価できない人間が国政に参与するなど、全世界から笑いものにされる低レベルのふるまいでしょう。大阪市長には愛国心のかけらもないのでしょう。
それとともに、そうした発言を垂れ流すメディアの責任も問われます。麻生太郎さんの漢字の読み間違いどころのさわぎではありません。