仕事の転換

山下文男さんが亡くなられたそうです。
最近はすっかり津波史研究家として有名になられましたが、もともとは文化運動の活動家の方で、『共・創会談記』(新日本出版社、1980年)の著書もあります。その仕事を定年で第一線からしりぞいて、津波関係の研究に従事されたのでしょう。
隠居してからの業績で名を成すといえば、伊能忠敬もそうですが、人間の人生、そうした多面性をもつこと(山下さんはもちろん、定年以前から関心をもっていたテーマだったのでしょうが)は、大切なことだと思います。