これも100年

今年は、辛亥革命の100周年ということで、中国ではいろいろと行事が行われているようです。
昨年の大逆事件韓国併合100年ともあわせると、東アジアのいろいろな動きが、このあたりに集中しているようにも思えます。
大韓帝国を併合してアジアの大国となった日本が、1911年に獲得したのが関税自主権です(と昔習いました)。江戸幕府が結ばされた安政不平等条約で、治外法権関税自主権の喪失という、国家としての体面にかかわる条項を、自主的に獲得すべく、岩倉使節団いらいの努力が実ったと、そう教わったように記憶しています。
となれば、その100年後、TPPなる機構に参加して、関税自主権を喪失するのは、明治の先人の功績を無にする行為になるのではないでしょうか。明治の日本を美化する人が、TPP参加をいうならば、どちらかが嘘になるでしょう。そういう人は、本当は日本を愛しているのではなく、アメリカに従属しながら金儲けがしたいだけなのでしょう。