こんな話だったかな

話題の、ドラマ「坂の上の雲」第1話です。
本木雅弘さんの演じる秋山真之に焦点があたっているようで、そのほうがドラマを作りやすいのかもしれませんが、それが単純な青春群像になってしまうのでは、視点が単純化されてしまうかもしれません。
さて、今回のひとつのヤマ場として、真之と子規とが、横浜の居留地に行って、日本人経営の商店にあった品物を、「自分の家から盗まれたものだ」と言い立てるイギリス人が持っていこうとする場に遭遇し、それに義憤を感じる真之が抗議する場面があります。当時の日本が、治外法権のもとで苦しめられているということを強調するエピソードなのですが、こういう場面って、原作にありましたっけ。何せ、原作を読んだのが小学生のときなので、細かいことは覚えていないのです。
もし、これが、ドラマの制作にあたってつくられたエピソードだとしたら、ちょっと困ったものだとも思うのです。