どうというわけでもないが

島田雅彦さんの、『徒然王子』の第二部(朝日新聞出版)が出ました。
王家最後の男子(祖父に当たる方が戦時中疎開していたり、伯父さんがいらっしゃるところを考えると、実在の系譜にあてはめてみたくもなりますが、それは別のこととして)、テツヒト王子の冒険を描いた作品で、第二部は過去のいろいろな人の人生に王子が転生していくのです。
朝日新聞』に今年の2月半ばまで連載されていたので、終了後早速、しんぶんでの時評でとりあげました。そのとき、引用した部分が、今回の単行本の帯に引用されています。
こうした形での、共通というのも、ふっとおもしろく覚えてしまいます。