2006-07-20から1日間の記事一覧

過去は甘美なものなのか

内輪の読書会、今回は絲山秋子の「沖で待つ」でした。 主人公と死んでしまう太さんとの関係は、たしかに労働を媒介とする成長であるにはちがいないのですが、それが現在の主人公とどうつながるのかということが問題なように感じます。作品の「現在」は、彼女…