いろいろと

きょうは小林多喜二の誕生日だそうです。
今年は、多喜二のお母さんからの聞き書きをまとめた原稿が発見され、新日本出版社から刊行されました。
そういう新発見は、これからも出てくるかもしれません。そうしたものに、きちんと反応していけることができればいいかと、思っています。
多喜二の林房雄『青年』に対する批判を、きちんと位置づける批評を、そのうちしなければと考えています。当時の批評は、プロレタリア作家同盟の書き手にとっては厳しすぎるという意見が定番なのですが、そこから考えていかなければいけません。いつもいっているように、1932年の春の、文化運動への弾圧は、文化運動そのものが治安維持法違反になるという決め付けだったのですから。