いったいいつから

『何でも見てやろう』から、どうでもよいようなエピソードを一つ。
ロンドンに行った著者は、地下鉄に乗ります。そこで、地下に降りるエスカレーターが、人が2列になれる幅があって、そこを、左側の列がそのまま運ばれてゆくひと、右側の列は急いで降りる人が追い越すための通路になっていると書いています。これは1959年のことですから、そのころから『追い越し』が常態となっていたのですね。どうやって日本につたわったのでしょう。

あと(こっちはどうでもよくはないです)、おどろいたのは、メキシコで佐野碩と会っているのですね。当時の佐野は、メキシコ在住が20年ほどですから、日本語は忘れかけているような状態だったと。