逆でしょう

いろいろとほかのサイトをみていて、気になったこと。その場その場でみているので、具体的なアドレスをあげての指摘にならないのですが。

あるところで、中国の国共合作を例に挙げて、共産党に共闘を求めているサイトがありました。善意の方だろうとは思いますが、中国の場合は、張学良が蒋介石を拉致して、共産党敵視をやめるように説得したのだから、それを日本にあてはめると、呼びかけの対象は民主党社民党でしょう。共闘の意思を示さないほうに呼びかけないと。

『空気を読め』とやはり共産党吉田万三陣営に呼びかけているサイトもありました。これも善意から発した意見でしょうが、こういうのはどうでしょう。石川島播磨や新日鉄広畑、少し前なら東京電力関西電力、もっといえば全逓で選挙カンパに応じず郵産労に結集したひとたち、いずれも、職場の多数派の『空気』に対してたたかった人たちでしょう。そういう人に屈服しろというのと同じことだと思います。

だれかのサイトに書きこまれたコメントで、『文学運動に分裂をもちこんだ』という非難もみました。武井昭夫や蔵原惟人の1960年代の直接の文章にあたってほしいものだと思います。

もちろん、すべてわかっていて、やっているのなら、話は別です。